昨日は、池下にあります「ルブラ王山」にて名介研のサービス提供責任者研修が行われました。
研修内容は、「ALS告知から社会復帰について」ということで、ALS患者でもあり、介護事業者の代表でもあります藤本栄さんにお越しいただきました。
ALSとは、筋萎縮性側索硬化症と呼ばれるもので、今の医学をもってしても、発病原因も治療法も無い難病です。
症状が出始め、「車椅子を覚悟してください」という心の奥底まで刺さった衝撃的な言葉から24時間手動式人工呼吸器で生きるようになったことを認識したこと、そして、失ったことでこれから得られるもの事に目が行くように変わったこと、しかし、一方で在宅介護になったことで家族への負担が増えるという厳しい現実をお話いただきました。
講演中には、奥様が透明の文字盤を藤本さんの顔の前に持ってきて目の動きでコミュニケーションをとるのですが、視野の広さは通常の視野と全く変わらないことには驚かされます。
参加者の方を当てて資料を読み上げていただく時のボキャブラリーには会場の笑いが絶えません。
このことって、介護される側と介護する側との大きな溝ではないでしょうか?
相手が何を求めているのか?
相手が何を伝えたいのか?
こうした講演の場にお越しいただき、その考え方の違いを実践していただけたのです。
現在、藤本さんは、どこにでも外出していき色々な方に自分の身体を使って吸引を覚えてもらったりしているそうです。
今の藤本さんの願いは、
「入院している方々をどんどん自宅に帰ってもらえる環境創り」
で、藤本さん自身も社会復帰できた訳は、社会環境(社会や家族)の支援もありますが
もっとも大きな理由は、「何かをしたい、やろう!!」という目的を持って毎日を楽しんでいることです。
なぜ、こんな病気になってしまったのだろうと思うのではなく、前向きに考え人と違う人生を贈れる喜びを
感じられたことになります。
そうすれば、
「ALSなんて怖くない!」 (藤本氏の言葉)
今日の講演の中で、私が感じたことはどんな状態になっても
その人が生きてきた軌跡は、ALSになっても行き続けるものだと実感致しました。
藤本さんは、名古屋トヨペットで営業をされ、営業の新人王そして自動車優秀営業スタッフ表彰を9年連続で獲得、92年度販売コンテスト第1位。その後、ソニー生命保険に転職され、2ヶ月で60契約を達成し、MDRT資格会員となるなど輝かしい経歴をお持ちです。
お客様の心の満足を当時からしっかりと掴めていたからこその結果だと思います。
そして、今もその考えや行動は生きていました。
藤本栄さん、奥様、今日は本当に暑い日の中
ご講演くださりありがとうございました。
最後に藤本さんからのメッセージです。
「泣いても笑っても同じ1日なら笑っていたい」 (藤本氏の言葉)







藤本栄様がこの場所にいるだけで、人間として、介護職として何を大切にすべきかを教えてくださった時間だったと思います。
奥様との深い愛情も見せ付けられ、清々しい気持ちで会場を後にしました。
御2人に 感謝です!
>渡辺様
お世話になっています。株式会社ニコムの佐藤です。
先日は、本当に良い講演でした。参加者の方の評価も高く、今回の企画が成功したことに
お二人の講師の方、スタッフの皆様に、そして当日参加いただけた皆様に感謝です。
株式会社ニコム
佐藤洋平
2009/7/17 金曜日 @ 13:52:58