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第2回全国賃貸住宅新聞連載記事[発信者:佐藤]

10月26日「全国賃貸住宅新聞連載記事[発信者:佐藤]」の第1回記事に引き続き、第2回目の投稿内容をご紹介させていただきます。
今回の医療重視型の高齢者住宅になります。

是非、ご覧下さい。また、皆様からのコメントお待ち申し上げます。

「医療重視型高齢者住宅の事例とポイント」

現在の医療業界を取り巻く環境を見てみると、医療保険財政の悪化の問題がある。これを建て直すために厚生労働省では、

(一)在院日数の短縮化
(二)2012年までに介護療養病床13万床の全廃と医療療養病床25万床を22万床に削減
(三)一般病床を現在の90万床を60~70万床に削減
の目標を掲げて進めている。民主党政権で一時この目標の凍結をするとのことであるが、この病床の削減と病院の機能分担、そして在宅重視の方向性については、間違いなく進んでいくと思われる。
今後、病床の削減により病院から退院を余儀なくされ、自宅でも家族が充分にケアできない人がたくさん見受けられるようになってきている。このような人のために24時間の医療対応ができる高齢者住宅への入居が進んでいくことになる。

その実例を紹介します。

名古屋駅から歩いて10分程度の場所に7階建ての高齢者住宅を建設、
一階  クリニック
二階~六階 有料老人ホーム48室(各階12室)
七階  医師自宅

この有料老人ホームの医療体制は、このクリニック医師ともう一人の医師で緊急対応できる在宅療養支援診療所の体制を取っており、かつ看護士も24時間常駐している。また介護のスタッフも充分な数が常駐している。ここへ入居している方のほとんどが急性期病院と慢性期病院からの紹介であり、80%程度の方が常に医療的管理が必要な状態である。一方で介護面でも人員体制も手厚く、終末期の看取りもきちんと行っている。多い月には5人の方の看取りも行っているとのこと。

入居してくる地域は、愛知県だけではなく、他県からも入居しており、かなり広域になっている。
オープン当初は、病院側も紹介をしてもきちんとした医療体制が取れるのか不安視されていて入居者確保に苦労したが、二ヶ月目ぐらいから施設の体制も、また入居者からの評判もよいとのことで、紹介も軌道に乗り、それからは今の医療業界のニーズとマッチして順調に進んできた。

2009年3月には、待機者も増えてきたので名古屋市西区の地下鉄の駅近くで二番目の施設を55室でオープンし、六ケ月間で54室の入居があった。
さらに三番目の施設も同じ体制で、名古屋市中区の中心地、地下鉄の駅にも近い場所で一階にクリニックを併設し、来年十月に60室をオープンすべく工事を進めている。
介護付有料老人ホーム グラード名古屋駅前
介護付有料老人ホーム グラード名古屋駅前(名古屋市西区)

住宅型有料老人ホーム グラード浄心   
住宅型有料老人ホーム グラード浄心(名古屋市西区)

この医療型高齢者住宅の成功の中身を分析してみると、
 ① 医師が24時間対応ができ、在宅医療に力を入れている。
 ② 病院との連携がうまくされている。(紹介と緊急の入院)
 ③ 看護士が24時間常駐している。
 ④ 介護体制も手厚い。
 ⑤ 終末期の看取りも行う。
 ⑥ 駅から近く交通の便もよい。

この様に医療型高齢者住宅の場合、ただ医療との提携があるとか介護もついているといった表面的なことだけでは入居も進まないし、悪い噂も広まりやすい。なによりも地域の医療関係者にも信頼される体制作りが必要なのではないでしょうか!

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