概要
当社主催セミナーにお越しくださっている皆様。新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様がお聴きしてみたいセミナー、そして楽しみ、喜んでいただけるセミナーを創っていきたいと考えています。是非、本年もご参加いただければ幸いです。
さて、今年第一弾は、ここ地元名古屋でJリーグ開幕当初から盛り上げに寄与し、2008年Jリーグでは堂々の3位、
その結果、AFCチャンピオンズリーグに出場となった名古屋グランパスエイトに着目致しました!!
今回のセミナーでは、熱烈なファンと共に盛り上がりを魅せているグランパスエイトのプロスポーツビジネスをご紹介いただき、プロスポーツビジネスとは何か!?そしてアマチュアとの違いやサッカー業界の組織形態、収支事情に迫りたいと思います。
講師紹介
株式会社名古屋グランパスエイト
事業部 副部長 岩月 宏樹 氏
プロフィール
1962年4月15日生まれ。愛知県出身
慶応大学卒業後、ブラザー工業に入社。
工業用ミシンの海外営業部に配属され、フィリピン駐在を経験。
「自己実現」のため、30歳でグランパスへ転職。
グランパスでは、16年間事業畑(スポンサー・チケット・ファンクラブ・後援会・グッズ等)一筋、現在に至る。
クラブ人生の中の一番の思い出は、2001年の「ピクシー(当時はストイコビッチ選手)の引退試合」に貢献できたこと。
「夢」は「グランパスを名実共に世界一のクラブにすること」
関連リンク
セミナー風景
セミナー内容
クラブ理念
世界の人々に最も親しまれているスポーツである「サッカー」を、より多くの国民に、世界の人々とのコミュニケーションに...。
そんな期待を背負って、名古屋グランパスエイトが結成された。
名古屋を中心とした地域の期待と、サポーターの応援により、NOBLE BARBARRIAN(知的野生人)、名古屋グランパスエイトは、AGGRESSIVE(積極性)、CLEAN(清潔さ)、NEVER GIVE UP(不屈の闘志)、VIVID(はつらつさ)を胸に、世界へ前進していきます。
当時、川淵三郎氏がJリーグを立ち上げた際に、豊田章一郎氏に話を持っていきましたが、プロリーグに対してノーサインだった。
しかし、署名活動の結果、トヨタのOKをいただき、リネカーを招集した経緯がある。
そんな中で地域に密着した運営を目指し、地域の会社を巻き込み立ち上がったのがグランパスエイトである。
会社の由来は
フランチャイズの名古屋にちなんだ名称
GRUMPUS:鯱/しゃちほこ、名古屋のシンボル
EIGHT:名古屋の徽章が八であり、末広がり
最近、名古屋グランパスに呼称を変えました。理由は、エイトの呼称の際に8位になることが多かったため。
しかし、現在の呼称に変え、ストイコビッチが監督になるやいなや3位と好調な滑り出しである。
Ⅰ.プロスポーツビジネスとは
1.アマチュアとプロの違いとは
生計が立てられているだけではなく、巨人軍の言葉で「紳士たれ」とあるような選手
ただ上手いでけではなく、人間として社会人として一流の選手
2.(プロ)スポーツの魅力とは
日頃の生活では、味わうことができない夢や感動を与えてくれる
3.プロスポーツビジネスとは
エンターテイメント的な要素強いビジネス
究極のエンターテイメントは、東京ディズニーランド&シー
日常感と違う世界が広がっている世界を出せる世界
Ⅱ. Jリーグについて
1. 世界における「日本サッカー」・「Jリーグ」の位置付け
オリンピックよりも大きなスポーツイベントがワールドカップである
FIFAの加盟国は、国際連盟加盟国よりも多い!
2. Jリーグの誕生
W杯出場のためにもプロ化が必須であった
当時、1968年のメキシコオリンピック以来、低落の道であった
Jリーグの誕生では、欧州型クラブの概念が盛り込まれて誕生した
例えば、
・ チーム名から企業名を外す
・ ホームタウンの制定
・ クラブの法人化
そして、1998年6月岡田監督のもと、岡野選手がシュートを決め初出場を決めた。2002年の日韓W杯では勿論出場ができたが、自力での初出場を成し遂げることができ、大いに盛り上がりを魅せた
3. サッカー文化の定着
Jリーグ百年構想
http://www.j-league.or.jp/100year/
totoなどの資金についても、百年構想のために活用されている。
チェアマン指針
http://www.j-league.or.jp/document/jnews/61/01.html
Jリーグでは、経営情報の開示を進めている。
また、観客を増やすことが最大の経営の根幹に繋がる。
そのため、2010年までに1100万人の観客動員数を目指している。
2008年は、913万人を動員
Ⅲ.Jリーグの実践するビジネス
1.プロスポーツビジネスの成功例
アメリカでは、スーパーボールの大不況がNFL(アメリカンフットボール)でもある。
http://www.asahi.com/sports/spo/KYD200901290003.html
135億円の消費、30秒のスポット放映権2億7000万円の権利が発生しているスポーツ
大半のクラブが黒字経営となっている。
では、なぜ黒字経営が可能なのか?
それには、理由がある。
1つ目には、NFLの理念、コンセプト
「リーグの繁栄なくして、チームの繁栄なし」
「最幸レベルで戦力の均衡したチームが繰り広げる競争状態であること」
2つ目は、自由なアメリカの中でも、このスポーツにおいては共産主義、社会主義が取り入れられている。
その戦力を均衡にするための制度が次にあげるものである。
①.レベニュー・シェアリング
収入の分配。TV放映権料は完全平等分配。32チームあり、100億円近いお金が自動的にチームに入ってくる。Jリーグの放映権は、年
間で53億円です。
②.サラリーキャップ
一クラブの年俸総額を決めている。
③.ウェバー制ドラフト
最下位のチームからドラフトの権利をもらえる
④.試合日程の編成
強いチームには、移動などの条件も厳しくしている
⑤.リーグによる一括管理
選手などの分析もリーグが一括して行い、平等に情報を渡している
アメリカの4大スポーツにおいては、プロパティと呼ばれる管理会社が設けられているのは特徴的である
こうした結果、年俸総額上位3チームと下位3チームの格差は、1.47倍
過去20年でスーパーボウル連覇を達成したチームは、わずか4チームであり、無いことが楽しい
2.サッカー界・野球界 機構の比較
サッカー界では、JFA日本サッカー協会にぶら下がっており、プロ、アマの境界線はない。
一方、野球界では、プロとアマの境界が設けられている。
大まかに収入の違いは下記のとおりである
Jリーグ
[放送権料] Jリーグが一括管理し、各クラブに分配
[グッズ販売]基本は、Jリーグ、しかし、一部解禁
[広告料]リーグから分配金、クラブ収入
[入場料]クラブ収入
プロ野球
[放送権料] ずべて球団
[グッズ販売] すべて球団
[広告料] 球団収入、スタジアム広告は、スタジアムの権利
[入場料] すべて球団
Ⅳ.Jクラブ経営の現状と課題
1.Jクラブの経営規模
J1では、10億未満の経営規模の会社はない
売上高ビック5
1位 鹿島アントラーズ
2位 浦和レッズ
3位 横浜Fマリノス
4位 ジュビロ磐田
5位 名古屋グランパス
J1地位の安定的にキープするには、30億が最低必要である
しかし、J2に移行するチームもあり、経営実態は厳しい状況である
2.J1&JJ2主要クラブの収入
J1最大の収入 浦和 80億
J1最小の収入 甲府 17億
新潟などは、お客様が来場されているようだが、招待券などで入場者数が多く、実際の売上でみると少ない
Jリーグでは、浦和が最大の成功クラブである
3.J1&J2主要クラブの支出
J2の選手の年俸は、400~500万程度。
この程度で子供たちに夢や感動を与えられるのかは疑問である
4.クラブ経営の課題と問題点
今後は、会社からの自立が大きな課題である。個人のお客様を増やすことが重要である。
大きなインフレスパイラルを生むためには、入場数をあげることです。
有料入場者アップ ⇒ 入場料収入アップ(収入の根幹)⇒競技場でのグッズ・飲食収入アップ ⇒ 経営の安定化 ⇒ いい選手の獲得 ⇒チーム魅力度アップ ⇒ 入場者のさらなるアップ







この記事へのコメント (0) RSS
この記事にはまだコメントがついていません。▼
コメントをどうぞ