高齢者ビジネスの現状「人口比較と今後の推移」
アメリカでも日本と同じように団塊世代と呼ばれる世代がある。また、これからのシニアビジネスを追う上で重要な世代がある。
※ 日本の団塊世代は、1947年~1949年の世代を指す。
1.ベビーブーマー世代
1946年~1964年の間に生まれた人々を指す。
2.マチュア世代 (mature「成熟」)
この世代の特徴は、バブル期に青春時代を過ごし、若い内から上質・本物を見てきた30代後半から40代、50代である。 人口の1/3相当となる。
・ 自宅の所有率84%
・ ローン完済
・ 夫婦二人暮らし
・ 子どもは巣立ち
こうした世代を押さえる上で、アメリカの人口を確認できる面白いサイトがあるのでご紹介します。
米国国勢調査 人口時計 (12月17日時点:約3億367万人)
http://www.census.gov/
ここのページは、アメリカの人口の動きをリアルタイムに確認することができます。参考までに、日本の人口の増減は+-ともに9と言われています。一方、米国では、+14、-8と増加傾向にあります。こうした状況が現在の景気の拡大を支えている要因とも言われています。
では、今後日本と米国の人口はどのような増減をし、どのような人口分布となるのでしょうか?
国立社会保障・人口問題研究所に「人口ピラミッド」が紹介されていますので、ご確認下さい。
人口ピラミッド
http://www.ipss.go.jp/
アメリカの人口推移予想になります。日本と同じようなピラミッドがなかったため、参考にご覧下さい。
※ Microsoft 調査レポートより
こうした日米間の今後の推移をみると、日本のような超高齢化形態と前世代均等になることが見て取ることができる。
米国高齢者の考え方について
価値観 : 個人主義・独立心強い
金銭感覚 : 消費・負債への低意識
引退への思考 : 引退という考えは無く、フェイズドリタイヤメントの移行を希望。また、第2のキャリアとして起業意識が強い
ライフスタイル : アクティブ思考で趣味を追求する。健康思考・向学心・家族・友人
現在のシニア世代(GI世代)は、協調性が高く、ある程度自分を犠牲にしても良い考えがあるが、これからの世代は上記傾向色がある。アメリカは、クレジット社会と言われているが、実際に1世帯あたりの平均負債は常に1万~1万5千ドルはある。
引退への考え方としては、”働き続けたい”意識が強く、フェイズドリタイヤメント(フルタイム⇒パートなどへの時間削減)で続けたりする。
2000年55歳~64歳までの就業率は、59%であったが2005年の統計では63%にまで上がっている。また、驚く内容として、この意識は、70オーバーでもあり、2000年70歳~74歳までの就業率13.5%は、2005年には16.3%と引き続き持ち続けている。
参考までに米国で人気のあるアクティビティを紹介します。
1.ハイキング、バックバッキング
2.ガイド付き冒険ツアー
3.シュノーケリング
4.キャンピング
5.釣り
6.乗馬、サイクリング
7.ラフティング、カヤッキング
8.セーリング
9.RVキャンピング
10.スキューバダイビング
日本のアクティビティとは違い、健康あってのアクティビティである。
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