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第99回ニコムセミナー『楽しく学ぶスイーツの歴史 ~お菓子を通して日本の伝統を学ぶ味わい講座~』[レポート:明石]

今回のニコムセミナーでは
名古屋文化短期大学より山田美加先生をお招きし、
フランスのお菓子の歴史と日本のお菓子の歴史の比較を
セミナーの第一部では学習しました。

当初はフランスでもお菓子職人が存在していたわけではなく
修道院でお菓子やぶどう酒を作っていたそうです。

その後
お菓子は男性の権力や富の象徴
女性の甘美なサロン文化等、
フランスでは男女ともにお菓子の文化を広めていきました。

また、フランスでは現在もその文化水準を
一定以上に維持するために
3年に1度の「MOF(フランス国家最優秀職人)」という国家試験があるそうです。
この国家試験は1年をかけて行われ経済や栄養学等の筆記試験にはじまり、
3日間におよぶ実技試験にまでいたります。
実技試験には70人程の審査員がつき、ゴミ箱の中まで
チェックされるとのことです。

日本でも国家資格はありますが
このように厳格なものではありません。

ここにフランスの文化に対する情熱を感じ取ることができます。

一方、日本では唐より伝わったお菓子を
茶道に合わせて独自の文化を遂げました。
四季に合わせた繊細なお菓子が和菓子の特徴です。

ただ、現在和菓子は徐々に衰退を遂げており
製菓学校の進路を辿っても洋菓子方面に進む方が大半だそうです。

セミナーの第二部では
本みりんを使用したパウンドケーキや
お麩を使ったフロランタン等
日本の伝統的な食材、調味料を使用したお菓子の試食を行いました。

また、本みりんを使用したパウンドケーキの試食前には
「みりん風調味料」と「本みりん(1年熟成)」の比較会も開催いたしました。
紙コップに注ぐと一目瞭然
色も味も香りも何もかもが全て違いました。

先生は「五感を使って味わう」ことの重要性を
受講生の方に訴えていましたが
みりんの違いも五感を使って感じ取ることができました。

五感を使って味わうことで
「考える」ことに繋がり、脳の活性化にも繋がるとのことです。

みなさまも、忙しい毎日の中
五感を使って食事をしてみませんか?
きっといつもより美味しく楽しく食事ができるのではないでしょうか。

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