問題点の発見
カウボーイの牛追いの原理を紹介する。
どのようにして数名のカウボーイと犬だけで何千頭の牛を移動させるのか?
カウボーイにとっての問題は、目的地に着いたときに牛の数が減っていることである。
減らないよう移動するにはどのようにしたら良いのか?
カウボーイ達は、馬の上という高い位置から目でみる管理をしている。逃げてからでは遅いため、群れから離れそうな牛をいち早く群れに戻すことをしているのです。
逃げようとするタイミングを掴むことが重要です。
同様にトヨタ生産方式においても目で見る管理、問題の見える化が大切になってくる。
<古井戸の事例>
古井戸の近くで子供が遊んでいる。今にも落ちそうな子供の横をとおり、あなたはどうしますか?大半の方が横によける動作をする。つまり、子供に対して注意喚起するのではないでしょか。
人之性本来善也・・・人間の善による改善の力が原点
目で見える問題点を見過ごす人は問題外である。人は、問題を見つけたときに改善しようと試み、良い環境を作るのである。この取組みの繰り返しが改善の第1歩ではないでしょうか。
表準と標準
では、黒板消しの位置を確定してみると如何でしょうか?この黒板消しが枠の外にあれば異常であると判断することができます。
消し置き場という表準をつくることができます。
また、使っているうちにもっと利用しやすい環境がでてくるのが発見であり、改善の第1歩となります。
仮に決めたものが表準であり、
改善されたものが標準となります。
標準のないところに改善はありません。
ただし、気をつけないといけないポイントがあります。1割の生産性を上げるために尻をたたき行うことは致しません。普通にできる手段を考えることが重要となります。
3名でお願いします。
箕浦靖夫、前田知彦、佐藤壽記
2008/3/14 金曜日 @ 16:31:18