オーナーズエンジニア(設計コンサルタント)のニコム

施設写真：　Sun City West 　－　The Academy Village

ここアカデミービレッジは、日本ではまだ珍しいカレッジリンク型のコミュニティである。カレッジリンクとは、大学などに隣接してあるコミュニティではなく、利用者の方の学習へのニーズから大学での学習するための門戸を広げたコミュニティという意味合いに近い施設である。この施設も実際に提携しているアリゾナ大学とは車で30～40分ほどの距離にあり、写真をご覧になっても分かるとおり、周囲には何もない。ただ、周りにあるものは、サワロと呼ばれるサボテンと赤い土がむき出しの山々である。

施設内の1室である。開放的な空間があり、窓からは外の景色が眺望できる。ここの施設の特徴として、こうした景色を生かした外観や内装のつくりになっている。また、アカデミービレッジの最大の特徴である受講については、ここの利用者90人ほどいる中の30人が博士号を取得されている方々になり、無償で講義をおこなったり、勿論アリゾナ大学の講師をお招きしたり、大学に通ったりしている。設立当初、アリゾナ大学名誉学長であるヘンリー・コプリー氏は、学術関係者のみを対象として募集をかけていたが現在は、学習同様、門戸を広げて分譲している。当時は、募集をかけると宇宙科学・宇宙工学の先生、心理学の先生、教育学部の先生と仲間を募って入居することもあったようである。

プロフェッサーの方々が多いこともあり、施設内のありとあらゆるところに芸術品が並んでいる。すばらしい絵画の数々やこうした制作された作品が飾られている。

センターハウスの周辺に建ち並ぶ住宅である。ここは、完全買取型のコミュニティであり、月々＋175ドルの管理費を支払い生活をしている。ここの経営も特徴があり、こうした入居者の方がイベントや講義内容などを決めている。60歳を超えた方が加入する義務となっているアリゾナシニアアカデミーである。
分譲の住宅ですが、現在97/167分譲済みであり、今後の利用者の想定として400名を予定している。同敷地内にも、アシステッドリビングの施設が建設中であり、今後インディペンデント⇒アシステッドの動きにも対応できるようにしている。

 ※　数枚のみの紹介となっています。写真をご覧になりたい方は、ご連絡下さいませ。

施設写真：　Sun City West 　－　The Angelus Plaza

 LAX（ロサンゼルス）のダウンタウンの中心にあるシニアアパートである。現在、1,500人の滞在者数で、中国や韓国、スパニッシュ系の方々が多く利用している。近くには、リトル東京もあり、日本人は別の方面に流れていったようである。家賃は、約200～300ドルと低所得者向けの施設であり、5年の待ちリストとなっている。この施設の系列には、アシステッドリビングやナーシングホームも所有しており、ここの利用者は、健常型が中心である。

 この施設の特徴として、ボランティア団体がスペースを間借りして活動しており、利用者の方の複雑な社会保障手続きなどを代行して無償で行っている。こうした無償のサービスの変わりとして家賃が無料となっている。

寄付された方々の氏名や企業名が記載されている。この施設の向かいには、有名なカワダホテルがあり、多額の寄付が行われたようである。金プレートのTOPにあるのがカワダ社長のプレートである。
数年前にも映画の撮影がここで行われ、TVやバスなども寄付されている。当時、寄付した俳優は、マイノリティレポートの主演俳優であるトム・クルーズ氏である。

授業風景である。ここに、学校があるわけでなく、訳ありの子どもの勉強する場を提供している。郊外に人々が流れてしまった結果、学校の経営も難しい状況になったようである。しかし、こうした問題も現在は、学校の再建の動きへと変わっている。

手前の建物がココの施設になる。後ろ側には、日本領事館や会計事務所が並ぶ一等地である。ここは、以前バンカーヒルと呼ばれており、その名の通り銀行マンが多く住んでいた場所である。

 ※　数枚のみの紹介となっています。写真をご覧になりたい方は、ご連絡下さいませ。