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外国人介護スタッフ紹介事業視察報告[レポート:小宮]

外国人介護スタッフ紹介事業  視察報告

株式会社キャリア・サービス様主催で、フィリピン セブ島にあるセブドクターズ大学(CDU)を中心に、外国人人材紹介事業の現状視察へ行ってまいりました。
日系フィリピン人を現地で教育し、日本の介護施設へ人材紹介している事業です。EPAと違い永住権があるので、採用する側・される側にとってメリットがあります。
以下に概要を報告させて頂きます。

■ 日時:2013年11月7日~10日
■ 場所: フィリピン セブ島
■ 内容: 外国人有料人材紹介業務の流れ、現地での活動内容
■ 1人当たり受入費用:75万円((株)CAへ内定自・来日時の2回払い)

■ 事業の始まり:
2005年、鴻池運輸株式会社が物流の人材難を補うため、在比日本人会会長とスタートしました。
当初は、4団体ある日本人会とも協力し、外国人技能実習生制度から始まりました。
2007年、その仕組みを株式会社キャリア・サービスが引き継ぎ、介護職への有料人材紹介制度としました。 3年で220人以上紹介し、現在約200名がビザ申請中です。

■ 人材教育プログラム:
CDU看護学部と提携し、約4か月で介護理論・実技・研修を実施します。日本語教育も並行し、最終的にN4~N5レベルを目指す教育内容になっています。
また、介護施設で必要と思われる日本語での声掛け、専門用語の勉強、高齢者の類似体験、死後の処理方法まで学びます。

■ 採用までの流れ:
1次面接⇒2次面接⇒内定⇒ビザ申請⇒受け入れ

■ EPAとの比較:
添付資料をご参照下さい。
EPAとの比較

■ 感想:
当初は、常に人材不足に悩まされている介護業界での安価な労働力確保の手段だと思っていました。
しかし、日系比人の就労支援や受入後の生活支援を通して、社会福祉活動の貢献につながっている現状がわかりました。同時に、福祉活動を続けていくためには当該紹介事業を利用しつつも施設・法人として利益を確保する必要があります。
そのためにそれぞれの施設では独自のアイデアがあり、特殊な事情を考慮した運営を図っています。

本レポートに関するご意見・ご質問はお気軽にお問合せ下さい。

(お問合せ)
株式会社 ニコム
事業室  小宮 仁
℡:052-968-2071

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