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山口県・夢のみずうみ村視察②[レポート:明石]

今回は施設で働く職員さんたちについてのレポートです。

山口市内の夢のみずうみ村を例にとって説明いたします。
私たちが見学した日は
・登録者数 360人
・定員 130人
・当日利用者数 118人
・職員 48人
という状況でサービスが提供されていました。

しかし、私が見学した時の印象は
「職員の方々はどこにいるんだろう」というものでした。

こちらの写真をご覧ください。
※ こちらは防府市の夢のみずうみ村です。

hp4.jpg

利用者の方が施設に来て
一番最初にするリハビリ風景を写真に撮ったものです。

そのリハビリとは
・今日一日何をするかを選択する
→何をするか考える、何をするかどうか書かれたマグネットを選ぶ
マグネットを自分の時間割に貼り付ける
・バイタルチェック
→順番待ちのため、自分で並ぶ(チェックはスタッフが行う)
ことです。

この写真の中には
もちろんスタッフさんも写っています。
しかし、ひと目見ただけではスタッフさんがどこにいるかどうかが分かりません。

施設内を案内していただいた水先案内人(施設利用者)の方が
「ここでは自分のことは自分でする。それがリハビリになる。
職員さんは見守っていて、私たちができないことを手伝ってくれる。
だから職員さんが目立たないでしょう?」
と、笑顔で私たちに教えてくださいました。

何をするにも職員さんが
利用者の方の先手を打ってお手伝いをすることは時間の短縮にも繋がります。
しかし、それは利用者の方のためではなく
職員さんのための介護になるのかもしれません。

今回の施設見学は
誰のために、何のために、提供するサービスがあるのかどうかを
考える良いきっかけとなりました。

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