オーナーズエンジニア(設計コンサルタント)のニコム

有料老人ホームの事業を手掛ける株式会社ベネッセスタイルケアが先月（6月1日）に新しい形の有料老人ホームを開設した。

その名も「芦花翠風邸」。

東京の世田谷で昭和9年に建設された邸宅跡地を使った有料老人ホームである。築76年の建築の一部や日本庭園などを取り入れた作りが特徴で、ベネッセさんが展開されているシリーズとは違った位置づけの施設になる。
名古屋においても、邸宅跡地を利用した有料老人ホームやデイサービスが存在するが、半世紀以上も前の建築物となると、利用者さんが生きていた時代とともにあったものになる。
まさに、原点回帰である。

「芦花翠風邸」専用サイト
http://roka-suifutei.jp/index.php

全部で33室、56名定員とご利用いただける人数にはかなりの制限が設けられるが、写真を見るかぎり、ベネッセスタイルケアの小林社長が語られている「引き込まれる」という感覚も同感である。
是非、見学にいっていただきたい施設です。

先月は、ベネッセスタイルケアの方に同社が手掛ける施設についてご講演いただきましたが、新しいニーズへの対応として魅せているこの動向は、注目していきたいですね。